Monday, March 8, 2010

フランスの地域医療

以前も近所のクリニックでの話をしました。続編です。

現在もどうしても必要なときに徒歩1分半くらいのところにあるクリニックに通っています。必要最低限のときのみです。

来院者記入簿はいまだになく、患者は到着してから視覚的な全体像を頭に入れ、自分がいったい誰の後なのかを「あてずっぽう」します。自分が来院した時点で待合にいた人々が全員消えてから初めて次が自分の番だと推測できるなんとも非効率なシステムです。

来週から4泊5日で「お泊り保育」ならぬ「お泊り授業」にでかける長男の喘息薬はやはり日本のものではまずいであろうと思い、先週くらいから受診を試みています。

現在のところ0勝5敗です。クリニックに行ってはみるもののあまりにも混雑しているのであきらめてきているから0勝5敗です。クリニックに記入簿があれば、少し買い物をして戻ってくるとか、家でテレビを見て少し時間をつぶすとかできます。が、記入簿がないので自分の順番は体を張って死守しなければなりません。

さきほども長男を連れて5度目の挑戦に行ってきました。待ち人8人。しめしめ8人だったら夕食前に受診の順番がくるかな...と思ってしばらく待っていました。しかし次の患者が呼ばれるまで30分経った時点で、単純計算であと4時間...今回もあきらめたわけです。

先生方は本当に丁寧に診てくれるし良い人たちです。しかし、先生が受付、診察、書類記入、会計などすべて行っているわけで、とにかく一人の患者に対して時間がかかります。

さて、いつになったら無事に受診できるのか?ついに明日最終決戦となります。9時診療開始に対し、4度目の挑戦では8時20分の時点ですでに10人近く外で待っていたので(単純計算3-4時間待ち)、明日は午前7時45分から外で待つことに決めました。たぶんマイナス1度とか2度の中。防寒着必須。

フランスの地域医療、命がけです。日本の医療が恋しい....

ところで、フランス全国のクリニックに「こういう便利なシステムがあるよ」と記入式を紹介したら国民栄誉賞がもらえるかもしれません。

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