Friday, December 11, 2009

フランス人のキス

子供たちが「フランス人化」してきたなと最近思います。フランス人化の実例はすべて「キス」に関係します。

実例1
次男がお休み前や別れ際に必ず「チューしよう」と言ってくるので応じると、必ずフランス人特有の両方のほっぺたにチュチュとするあのしぐさをしてきます。

実例2
保育園の先生に「サヨナラ」を言う際に他の子供たちは先生のほっぺたに一回だけチュとします。先生も求めてきます。日本でいう「ご挨拶しなさい」と同じレベルのしつけでフランスではそれが礼儀のようです。8月当初は長男次男もそれができず、私自身も仕方ないと思って口頭の挨拶だけをさせていました。すると先日保育園に長男を迎えに行くと「サヨナラ」と言って先生にチュとしているではありませんか! なぜかとても嬉しくなってしまいました。

実例3
先日寝る前に次男の「キス講座」を受けました。
次男:おかあさん、キスの仕方を教えてあげる。
私:(やや驚き)ほう?
次男:まずね、女の子はこうやって顔を傾けて、男の子は顔を反対に傾けるの。
私:(その具体性にさらに驚き、無言)
次男:違う、女の子はこっちだよ(といって私の顔を自分の手で傾ける)。そうそう。そしてそのまま(チュ)。
私:(その行為の自然さに驚愕、かなり実経験ありだと確信)

フランスの言葉だけではなく、自然なしぐさも学んでいる二人です。

Thursday, December 10, 2009

いい加減な学校

母の体調が悪かった先日、急遽前述の「保育園」Centre de Loisirsに子供たちの放課後の世話をお願いすることになりました。当日の午前中にCentre de Loisirsに電話して空きを調べてOKをもらってから、小学校(長男)と幼稚園(次男)に電話して電話の相手に「子供たちはまだ知らないが、今日は初めてCentre de Loisirsにお迎えを頼んだのでそこらへんよろしく」と伝えました。

小学校の電話の相手は校長先生でした。こちらの学校はスタッフ不足なのか、校長や園長が電話の応対や事務仕事をこなしながら週に何度か授業を受け持ちます。

幼稚園は留守電にメッセージを残したので「ちゃんと聞いてくれるかな~」と心配でしたが、小学校側は校長先生が電話に出て「了解しました、担任に伝えます」と言ってくれたので安心していました。

Centre de Loisirsは学校が毎週休みの水曜日にお世話になっているなじみの場所ですが、放課後に行くのは子供たちにとって初めてですから不安でいっぱいだったと思います(しかも当日決まったことだから事前に私からは何も聞いていない)。

夜迎えに行くといつも通りお友達とゲームをしていた二人ですが、長男がなんだかうかぬ顔。

私:どうしたの?今日びっくりしたでしょう、急に保育園に行くことになったから。
長男:ずっと外で待っていて誰も迎えにきてくれなかった。お友達が誰かを呼んできてくれて知らない人と一緒に幼稚園(Centreは幼稚園の2階にあります)まできた。それで、幼稚園の先生にお菓子をもらってCentreに行ったんだよ。
私: は?小学校にCentreの先生が迎えに来なかったの?
長男:迎えに来なかった。

どうやら小学校から幼稚園までは知らない人に連れていってもらったみたいです(隣接する敷地ですが、「知らない人」って誰?)。そこで次男の先生が「あら、RIKUのお兄ちゃんね~(セリフは想像です)」と、泣いている長男をなぐさめようとお菓子をくれたそうです。午前中私からの留守電を聞いていた幼稚園側は次男を無事にCentre de Loisirsに引き渡していたようで、次男がCentreにいるのなら長男もCentreに行くのだろうと連れて行ってくれたとか?

小学校の連絡網に不信感を持った私は翌日小学校の担任に校長先生からメッセージが届いたかどうか聞きました。すると驚くような返事が。

「聞いていません。昨日校長先生が体調不良で早退しました」
「(絶句)」

校長先生には早退する前に大事なメッセージをちゃんと相手に伝えて欲しいものです。

学んだことその1:アメリカも同じようなところがあるが、フランスでも「伝えたから安心」ではなく、二重にも三重にもしつこいくらい頼んだことがちゃんと遂行されているかチェックする必要がある。放課後さまよっている長男のことを考えると、寒そうだし危ないしかわいそう。「そこらへんよろしく」ですべてうまくいくのは日本だけである。

学んだことその2:幼稚園の留守電は結構伝わる。

とにかく、いつもと変わったことをしようとするときはチェック機構が必要な国、フランス。アメリカのいい加減さに慣れていたけれども、最近は日本慣れしていたからチェック機構が甘くなっていたのかもしれません。

試験初日終了。

Wednesday, December 9, 2009

やはり繊維は大切

私が子供たちに5日間レトルト・冷凍食品・スーパー惣菜を食べさせたせいで、6歳の長男が切れ痔になってしまいました。今回の低栄養食事が原因かどうかはっきりとは分かりませんが、母が倒れて2日後に切れました(関係がありそうでしょう?)。強力ポステリザン軟膏(日本より持参)を長男のおしりに塗りながら早く治れと念じています。

今日から社会復帰した母にさっそくプルーンを買ってきてもらい、これからは栄養満点、繊維質豊富な食事を心がけてもうおうと思います(決して自分では作ろうとはしない私)。

明日から一日4時間の試験が3日連続、その後日曜日を挟んで月曜日は3時間x2、火曜日に3時間の試験が1つで終了です。もう誰も倒れないでくださいと祈りながら...

Tuesday, December 8, 2009

危うい健康状態?

手抜き料理が5日続いた今朝、ついに母が起きてきました。カゼが治ったわけではないようですが、どうやら栄養失調目前の子供たちの健康が気になってしんどい体にムチを打ってきたようです。そして栄養満点朝食が用意され、同じ冷蔵庫を使用しておきながら私が用意する朝食とまったく別メニューが出来上がるのを不思議に思いました。

試験まであと2日。母には早くよくなってもらいたいものです。いろいろな意味で。

Sunday, December 6, 2009

手抜き料理3日目

母ダウン3日目の今日、パリから日本人女性に来ていただき子供たちのベビーシッターをお願いしました。そして私は図書館にこもって勉強らしきことをしていました(子供たちには言えないけどなぜかあまりはかどらなかった!)。

さて、母ダウン初日はスーパーのレトルト、2日目は高級冷凍食品、3日目はスーパーのシーフードピザ….明日はそろそろネタが尽きてきたので多分町中の中華総菜店に寄ることになります。フランスで日曜日に働いているのは中国人だけなのか?と思いたくなるくらい日曜日にすべてが閉まる国です。

試験まで残り5日、試験終了までは10日となりました。相対評価がどんなものか分からなかったP1とは異なり、今回はだいたいの「さじ加減」を理解しているので前回よりは「サボリ」モードです。ぎりぎり卒業できればよいという低空飛行身分はかなり心地よく、ここでならいつまでも学生をしていたい気分。Dean’s listに載りたい友人らにエールを送りながら。