Saturday, February 27, 2010

SPSD終了


以前もお話したSPSDという授業が無事終了しました。機能的かつ美しい頸椎カラーをデザインしたいという思いから始まったこのクラス。ああでもこうでもないとグループで話し合いながら出来上がったプロトタイプが写真のごとくです。

私はアイディア提供、それなりに医学的なアドバイス、現役ドクターインタビュー、友人や自分の経験に基づく希望などを述べるにとどまりましたが、他のみんなは存分にそれぞれの得意分野を発揮してくれました。マーケティング系のST、裁縫や考案が得意なDawna、デザイナーとして様々なイメージを絵に描いて表現してくれたJason(彼だけMBAではありません)、パワーポイントでプレゼンを準備してくれたJavier。私はいったい何をしたのだろうか?

なにはともあれ最終的に出来上がったのが写真の製品です。レゴのようにはめたり外したりできるデザインを用い、化粧品による汚れが簡単に洗い落とせる素材にスカーフやマフラーを巻ける形になりました。

将来これが商品になったりして。

Wednesday, February 24, 2010

阿蘭陀

歴史の教科書で習った鎖国下の日本と貿易関係にあった数少ない国の1つ、オランダ。17世紀の話ですが、INSEADに来てからオランダ人の友人に何度となくこの話を聞かされます。なぜオランダは日本と貿易ができたのか? 

貿易関係を勝ち得るためにその国の人々が「キリシタン」なのかどうか調べなければなりません。そこで出現したのが踏み絵です。INSEADのオランダ人友人らによると、他のヨーロパの国々は宗教心が強いのか踏み絵テストに受からず貿易権が得られなかった中、オランダは貿易権を勝ち得るためにさっさと踏み絵をしたそうです。

「ボクたち国民感情とか宗教心とか薄いからさ~」

などと冗談で言う友人ら。国民感情が薄いとは思いませんが、合理的な国民性です。日本の「本音と建前」とか「わびさび」などをこの人たちに説明するのは結構楽しいものがあります。彼らは思うことをさっさと言わなければ気が済まないらしく、日本や他のアジア諸国のように回りくどく要点を述べるのは苦手なようです。

オランダの方々に関してもう一つ思うこと:「この人たち母国語しゃべれるのかしら?」と。英語を母国語としない世界の中で確実にオランダの人々が一番英語が上手です。どうやら小学校のカリキュラムから英語が必須科目で、しかもアメリカの映画やテレビは字幕で放映されるのでオランダで生きていればリスニング力は自然につくようです。小さな国なのでオランダ語の番組だけではもたないのでしょうね。

オランダの友人らは踏み絵のことをよく話してくれますが、私はお返しに「蘭学」の話をします。300年の鎖国の間、唯一の西洋文化を日本に紹介してくれたのがオランダの蘭学です。解体新書や世界地図が鎖国下の日本に入ってきたのはオランダとの友好関係があったからであると。日本に入ったきた初めの西洋医学はオランダ医学でした。現在でもピンセット(pincet)やメス(mes)はオランダ語由来の言葉を使用しています。

と、ウィキペディアで学んだことをそのまま伝えています。

Tuesday, February 23, 2010

日本人VSアメリカ人

自分が日本人だな~と感じる瞬間トップ10
1. 温かいほうじ茶を飲むと妙に落ち着く(ティーバッグ定期的空輸)
2. 中国人と間違えられるとちょっとムッとくる
3. 炊きたての新米がおいしい
4. 掘りごたつを考えた人にノーベル賞を捧げたい
5. あんこが恋しい
6. 電話機能のみの携帯電話はすごく原始的に見える
7. 夜は日本酒と刺身があればとりあえず他に何もいらない。特にウニ。
8. 物が壊れるとどうしたらよいのか分からない。「初期不良」?!
9. 暗算が得意
10. 子供たちを日本語で育てている


自分がアメリカ人だな~と感じる瞬間トップ10

1. クリスマスツリーの下には床が見えないくらいのプレゼントを置きたい
2. メキシコ料理が日本食の次に好物
3. 運転するときに左ハンドルのほうがしっくりくる
4. 単一民族の国(日本)にいると自分がすごく目立つような気がする
5. 縦列駐車があまり得意でない
6. 大統領制が好き
7. 友達に会ったときは軽い抱擁で挨拶したい(本当は)
8. 買って気に入らなければ返品できると思っている
9. 感情むき出し
10. 毎年11月末頃サンクスギビング(感謝祭)のターキーが食べたくなる

Sunday, February 21, 2010

アルゼンチン・タンゴ

今日はアルゼンチン・タンゴのレッスンに出かけてきました。みなさんはどのようなイメージをもっているのか分かりませんが、私は他のラテンダンスのようにリズムに乗って汗をかきながら踊るのかと思っていました。事前に見ていたYouTubeの動画が「間違い」だと思っていたのが「間違い」でした。

タンゴでは相手の「ピク」っとした動きで次の手を読み取って対応しなければなりません。人の気持ちなんて読めない私は相手が次にどこに行きたいのかまったく分かりませんでした。

SalsaやBachataではパートナーから明らかな合図がありますが、明確なサインがないタンゴ...私にとっては踊りというよりは心理学の授業のようでした。

写真の女性は私ではありません(一応)。