Saturday, June 5, 2010

フォンテンブローの「海」その2

今日は昨日に引き続き快晴で、海の準備をして(ライフベスト、水着、タオル、お弁当)子供たちと一緒にフォンテンブローの「海」に行きました。最近は最低気温が15度前後なので水は冷たいのですが、昼間の気温が27‐29度でまさに海にはもってこいです。前回はライフベストを持参していなかったので実際の「海」に入るのは今回が初めてです。

さっそく子供たちは着替えて「海」へと向かいました。私は入らずにできるだけ近くにいようと子供たちを追って水辺に近寄ろうとしました。そしてそのとき、信じられない光景を目の当たりにしました。水辺にはう○ちが山積みです。犬?馬?人間?出所は知りませんが、「海」の水辺の50%以上はう○ちが縁取っています。あまりにも多くて異臭を放っているところもあります。

さて、すでに水に入っている子供たちをどうしようか。
1.すぐに呼び戻す → でもすごく楽しそうだし、周囲のフランス人の人たちは何事もないように泳いだり水辺でボール遊びをしている(歩くときは器用によけている)
2.あきらめてフランス人化する(う○ちを共に暮らすことを学ぶ)→ 絶対に無理。私の日本人な部分も悲鳴を上げているし、アメリカ人な部分もしかり)
3.注意を喚起し見守る → そこらじゅうにう○ちがあるということ、水は極力飲まないことを子供たちに知らせる

5分くらい逡巡した後、本日は#3を選択、そして「海」には二度と来ないことを誓いました。そんな私の誓いとは裏腹に正午には家族連れがだんだんと集まってきてカラフルなパラソルは増えるばかり。

本物の海なら波が汚物をさらっていってくれますが、ここはしょせん湖です。波はありませんので、あの大量のう○ちが今後移動する気配はありません。一体どうなるのだろうか。謎は深まるばかり。

この「海」は無料で利用できる公共施設ですが、お願いだから有料にしてう○ちを掃除してください(私は誰に向かって叫んでいるのだろうか)。過去のエントリーでこの「海」を子供フレンドリーと形容したのは間違いでした。あまりにも事実をかけ離れた描写をしてしまったので政治家なら謝罪会見をするくらいのレベルでしょう。

そしてサンディエゴの海が妙に懐かしい。

Thursday, June 3, 2010

楓丹白露

たまにしかパリに行けないのですが、今日は用事があったため電車で往復しました。私は公共の場でむすっとしているので普段あまり人に話しかけられないのですが、今日は帰りの電車で楓丹白露(フォンテンブロー)を目指している単独行動中の中国人観光客(♀)に気に入られてしまいました。

きっとどの車両にするか迷っているときに懐かしいアジア系ルックスの私を見つけたのでしょう。「Chinese?」と聞かれたので首をふり「Japanese」と応対しておきました。でもそのおばさん、やはりアジア系に頼りたいのでしょう、そのまま隣に座って必死にいろいろと聞いてきました。

現在興味あって日中間の歴史や日中関係のリサーチ(の真似ごと)をしているので、ここで優しくしておくと多少償いになるかと思い、英語もフランス語も日本語もできないその勇敢なおばさんに付き合いました。しかしついに会話は筆談に。

履歴書からは削除するようになりましたが、大学で中国語を2年間フルに勉強して北京語のみ使用して中国本土の観光くらいできるようになっていました。しかしやはり10年以上ブランクがあると人間の記憶というのは怪しくなります。今思えばフランス語ばかりでなく中国語ももっと勉強しておけばよかった。筆談すら難しい状態になっていたので、最後は「絵」で勝負です。アメリカにPictionaryというゲームがありますが、それに近いものがありました。

中国語検定7級くらいしか取れないであろう私の中国語能力にたいそう感動したおばさんはご機嫌にFontainebleau駅で下車、そのままシャトー観光に向かいました。

一日一善。

Wednesday, June 2, 2010

渡仏後純日本人化

さて私が料理が嫌い・苦手・下手なのはこのブログの読者さんなら既にご存知かと思います。しかしフランスに来て古きよき日本を思いだしたのか、初めてこんぶとかつおぶしからダシをとりました

「そんなこともやったことがなかったのか?」という怒声が飛び交いそうです。そうです、ダシはパックからしかとったことがありませんでした。パックからダシをとる行為も苦手です(今までの人生5回やったかないかくらい)。

先日house dinner(同じ敷地内に住んでいる他のINSEAD生とともにご飯を食べる、写真参照)を開催した際にそうめんをふるまうにしました。「日本のおいしい麺を食べさせてあげよう!」という素敵な思いからではなく、「そろそろ帰国するから余っている麺を消費してもらおう」という腹黒い思いからそう決めました。しかし日本から持参したそばつゆ1リットルは去年早々になくなり、パリで購入するのは貧乏学生には経済的にキツイ。ということで今回生まれて初めてこんぶとかつおぶしからダシをとってそばつゆを作りました。

もちろん能無し料理人(私)が作るのですから「味見しながら」とか「テキトーで」というふうには作れません。ネットで検索して事細かに材料の配分量を記していながら一番おいしそうなそばつゆのレシピを見つけました。おそるおそる言われるままレシピをフォローしていきました。

その結果、そうめんは大好評で、1本残らず完食してもらえました。外国の方にとって「ごま」「きざみのり」「しょうが」など付け合わせを少しずつ入れて食べる行為が楽しかったようです。今回は「すする」行為を教授してきました(笑)。主人がいれば衝撃的な「じゃぱにーず版すすり」を披露できたのに(蕎麦屋中が注目するくらいウルサイ、そして隣にいる私は他人のフリ)

海外に住む日本人ほど古きよき日本をイメージして生きているという話はよく聞きます。日本そのものは生き物のごとく進化していくけれども、日本を離れた日本人はその進化にはついて行かず、少し古い習慣や言葉遣いをすることがあるようです。

日本で育つと日本の汚いスラングには触れませんから、下手ながらきれいな日本語をしゃべれるようになります(昔の自分)。Canadian Frenchの中にフランスのルイ?世時代に汎用された語彙が交じっていることからも分かるように、日本に限らずおそらく「移民」というのはそういう傾向にあるのでしょう。また、私のサンディエゴ時代の友人で血は日本人だけど英語しかできない女の子は宗教心が強く、仏教の話をよくします。日本にいる若者よりお盆や墓参りの行事を重んじています。

海外に行くと純日本人化を目指し、日本にいるときは脱日本を考える私です。

Tuesday, June 1, 2010

8の字♡

今朝は数字です♡

Monday, May 31, 2010

母の日

5月30日はフランスで母の日です。朝から隣の花屋ではお花を買いにくる人で行列しており、マルシェや町を歩く人も普段より花束を持って帰る人が多いのでどこの国も同じようにお母さんにはお花を買うのだな~と思いました。

そんな中わが家の子供たちも母の日のプレゼントをそれぞれの学校で作ってきてくれました。

次男は手作りのネックレスとカードです(本人はネックレスは自分用だと言い張って私にはくれませんでした)。普通はここで終わりですが、今回はさらにカードに書かれてある詩を暗唱してくれました。ここに一部抜粋。

La plus jolie fée de la terre,
C'est ma maman
Ma maman à moi
Petit oiseau
A la volette
Porte-lui ce baiser pour moi


この世で一番美しい妖精は
ボクのママ
ボクだけのママ
ひらひら舞う
小鳥よ
ママにこのキスを届けておくれ

(訳文はby私なのでいい加減です)

幼稚園の先生はどうやってデストロイヤーにこのようなカワイイ詩を暗記させたのでしょうか。