Saturday, September 5, 2009

最初から補習を受けています

本格的な授業が始まって1週間が経ちました。8月17日から1週間受けた集中基礎講座(Business Foundations Program)が実はかなり重要であったことがやっと分かりました。その1週間ですごくすごく頭がよくなったわけではなく、
① いきなりFinanceやAccountingの特殊なボキャブラリーで授業が始まっても驚かなくなった。また、集中的に教わっていたので今週の授業の内容にややついていけた。まだまだだけど。
② Business Foundations仲間みたいなものができたので、今週は顔見知りが多く心強かった。

ビジネスのバックグラウンドを持つ友人は授業内容が少し物足りなさそうです。我々のような劣等生としてはできるだけ丁寧かつゆっくりと授業を進めてくれたほうが助かります。INSEADは元エンジニアなど、いままでビジネスとは無関係の分野にいた学生が多いので、授業内容は基礎から教えてくれます。ただしそのペースの速いこと速いこと。

週末の午前中は毎週tutorialといって補習があります。これは、授業内容のおさらいをするもので、今日初めて参加してみました。いつもの授業中は、重苦しい雰囲気に押しつぶされてできなかったような質問を、熱心に教えてくれる助手に対してすることができるので助かります。Tutorialは全出席かな~(そのうち二日酔いを理由にサボり始めることが目にみえている)。

Friday, September 4, 2009

就職活動

INSEADにはCareer Servicesという就職支援センターがあります。今週から本格的に学校が始まったわけですが、早速今週から様々な会社の説明会が催されています。

若年医者時代は大学医局に所属して数年おきに別の病院に派遣されていくわけですが、医局が人材派遣会社の役目をしているので行先の病院はどんな若僧が派遣されてくるのかドキドキです。病院側にはほとんど選択権がなく、派遣されてくる医師がまともな人間であることを祈るばかりです。履歴書や医師免許のコピーも提出しますが、形式上のものであって医局人事で決まってしまえばその病院で働くことは決定です。そんな就職状況だから私はまともな履歴書は持っていません。

逆にINSEADで体験する就職活動は熾烈です。身だしなみ、マナー、履歴書(CV)などすべてのチェックが入ります(当たり前ですよね)。昨日はジョンソン・アンド・ジョンソンの会社説明会に行ってきました。特にINSEADではコンサルティング会社への就職が盛んで、CEOやらCFOやら、会社のトップが学生に会社のアピールポイントを説明します。

その後Networking cocktailsといって会社の人間と学生がシャンパンを飲みながらコミュニケーションをとる場が設けられます。会社ごとのカラーや雰囲気の違いを味わってから願書を提出できるから嬉しいですね。

Thursday, September 3, 2009

La rentrée

いよいよ今日から公立学校が始まりました。それに付き添うために学校を休む覚悟だった私は、午前中INSEADでの授業がたまたまなかったのでゆとりをもって二人の初登校に同行できました。

まずは8:20開始の小学校。

学校にたどりつくと、「イロ!」といって駆け寄ってくるちょっと大きめ(小学校高学年か?)男の子がいました(フランス語では「H」の音が消えるので、「ヒロ」ではなく「イロ」と呼ばれていることが多いようで)。それは、8月中に数回子供たちを預かってもらったCentre de Loisirsで長男が仲良くなった男の子で、そのご家族は「崖の上のポニョ」のファンだそうです。こんな田舎にもいる宮崎ファン…海外にきて初めて知る日本文化の奥深さです。その男の子のおかげで長男の表情は一変し、少し安心したようでした。

初日は親も校内に入り、先生と対面してやりとりをします。みんな隣接している幼稚園から進学してきているとはいえ、長男の学年は日本でいう小学校1年生。やはり「小学校」に初めてきたということで全員緊張しているようでした。先生が1家族ずつ対面し終わると、いよいよ26人全員でそろって教室へと消えていきます。そのとき歩きながらなぜか我が長男は隣の女の子と手をつないでいました♡。さてどんな顔して帰ってくるのか?

次は8:30開始の隣接している幼稚園へ。こちらも初日は先生と短い会話を交わし、アシスタントとも顔見知りになりました。普段知らない環境に置かれると委縮する次男はなぜか今日勇ましく早速オモチャへと駆け寄っていきました。これもきっとCentre de Loisirsと同じ建物に幼稚園があり、少なからず顔見知りがいたからでしょうか。さてどんな顔をして帰ってくるのか?

すばらしい教育制度のおかげで公立学校の学費がすべて無料のフランスですが、給食がやや高め。一人一食3.65ユーロ(500円くらい)。毎日学食で2-3ユーロの食事をしている私よりも高い食費です。内容はまた今度紹介したいと思います。

Wednesday, September 2, 2009

運動で気分転換を

今日初めてINSEAD内にあるフィットネスセンターでスタジオレッスンを受けました。加入料は2か月で85ユーロですが、朝から晩までマシンエクササイズができる上に、平日は正午と午後1時に下半身強化やアフリカンダンスなど各種スタジオレッスンがあります。シャワーやサウナなども完備で、なかなか快適でした。私は重いウェイトでたくましくなるより、有酸素運動や軽い負荷での筋トレが好きなので、お昼休みの時間を削ってでもこのスタジオに通う予定です。

構内で一番好きな場所は、学食に加えてこのスタジオになりました。

明日は待ちに待った公立学校の初日。たまたま明日の午前中は私の授業がないので、担任の先生に挨拶がてら子供たちの初登校に付き添う予定です。夕方彼らはどんな顔をして帰宅するのか?

Monday, August 31, 2009

座席だけは優等生

INSEADの通常授業が今日から始まりました。第一印象は、とにかく読み物が多いです。これをすべて読もうと思わないほうがよさそうです(すでにやる気をなくしている)。

教室は約4ヵ月間同じです。同期生は4つのセクションに分けられ、ひとつの教室につき学生約70-80人の座席も指定されています。そしてなんと私の座席は一番前の一番真ん中。そんな優等生席、今までの人生一度も座ったことがありません。先生の白髪やシワまでよく見えます。Cold callといって前ぶれなしに授業中に指されるターゲット#1です。しかし悪いことばかりではありません。足は伸ばしたい放題だし、スライドを吟味したいときに前方にやたら背の高い人が座っていることもありません。日本人の血が流れ始めた私は今日Financeの授業中に危うく眠りそうになりましたが、一番前にいるというプレッシャーから最低限開眼して乗り切りました。

私は文系ではないけれども、理系にもなり切れない曖昧な人間です。難しい内容の活字は苦手ですし、応用力を要する文章問題も苦手です。こういう中途半端な人間はこれからグループワークでどうやって貢献するのだろうか。パソコンに強いとか、やたらとリーダーシップがあるとか、すごく美しいとか(いるだけでみんなを癒す♡)、絵がうまいとか、何か秀でたものがあるとよいのですが、残念ながら何もありません。しいていえば手先はわりと器用かもしれません(でもボタンかけやワッペン縫いは嫌い)。先日のOutward Boundでグループメンバーの手にトゲがささり、素手で抜いたら感動されました。今朝は「鼻がつまっている、薬をください」というメールを受け取り、昨日は多発性肋骨骨折と鎖骨骨折と肩関節内骨折の同期生のレントゲンを見てくれという依頼を受けました。あ、なるほど、ビジネススクールにいても医者として頼りにされるわけね…ま、いっか…

これからの一年間、みんなにおいていかれないように、邪魔者扱いされないように頑張ります。

Sunday, August 30, 2009

睡眠不足と筋肉痛

昨晩はChateau de Taversというシャトーを借りてコンサルティング大手Bain主催のパーティーに参加してみました。もともと飲んで騒いでは結構好きなほうで、子供たちを寝かしつけてから始まるヨーロッパの夜(昨晩は午後10時開始)は、睡眠や美容に対しては負の要素ですが、子育てと学業(パーティー含む)を両立するには好条件だったりします。

Don’t drink and driveを守りたい私は、ちょっと遠いシャトーまで一人で運転していって頑張ってお酒を飲まずに楽しむつもりでしたが、直前になり運転手が見つかり内心「やった♡」と昨晩は出かけていきました。でもdesignated driverは交代でつとめるのが常識なので、次回の大きなパーティーは私が禁酒するかもしれません。本当は毎回飲みたいのだけど。

午前2時半就寝、午前5時50分に長男に起こされました。きっと独身族は午前11時くらいまでガーガー寝ているのでしょう。私は子供が生まれてから午前8時まで寝かしてもらったことがありません。独身の方は今のうちに「寝貯め」しておいてください。

今日はディズニーランドパリ(2度目)に眠い目をこすって出かけていって午後8時帰宅。帰宅したら下半身筋肉痛。前夜にハイヒールで騒ぎ過ぎたのか、ディズニーランドで歩き過ぎたのか?年を感じる今日この頃。

そして明日は学校初日。