Saturday, September 12, 2009

パリの美容院

渡仏が決まったときに、子供の学校よりも自分の学校よりも何よりも心配だったのが「自分の美容関係」でした。カラーリングやカットをどうするのか、ペディキュアはどこでするのか、まつげエクステはフランスに存在するのか??

結果からいうと、まつげエクステは中止して現在ラティースでまつげ増毛中(詳細興味ある方連絡ください)、夏が短いフォンテンブローでペディキュアは必要なくなり(自己流でやっています)、ヘアカラーやカットに関しては今日初めてパリまで美容院に行ってきました。

そこらへんに店を構えているフランス人の美容師さんにカット、ましてやカラーリングをお願いする気は毛頭ありません(かなり食べず嫌い状態です)。さらに美容院に関してはここ14年間日本で同じ場所に通っていたため、他の美容院に通うのが怖くなってしまった私です。パリの友人やフォンテンブローの知り合いから情報収集をしてやっと今回の美容院を見つけました。パリ1区の日本人街(Rue Sainte-Anne)にあり、スタッフはおおかた関西から1.5~3年間派遣されてきた方たちです。電話予約の際にカラーリングはフランス人スタッフが、カットは日本人スタッフが担当するという話を聞き、肝心のカラーリングが日本人の方でないことにやや不安を抱えつつも、もうほかに選択肢がないためお世話になることにしました。

結果的には全体的に対応もよく気分よく無事にカラーリングを終えることができました。カラーリング担当の方は日本人の毛髪にも慣れていて個人個人に合った配合を考えてくれるそうです(日本では当たり前のことですが、外国にはかなり怪しい美容師さんがいます)。学生割引もありました♡。6週後の予約を入れて帰ってきました。

Friday, September 11, 2009

前言撤回

昨日のエントリーで確率統計の授業のことを話しました。数学らしいことはしていないと言いましたが、今日の授業冒頭で先生は「いよいよ今日から本気を出します」と宣言してから本当に授業内容が一変しました。いままで3回は序論だったらしい…

計16回しかないこの授業のうち、貴重な3回を序論にあてがった先生。どういう理由があったのだろうか。私はこう考えます。

理由その1:エンジニアなど数学に強そうな学生が多いINSEADですが、中にはやはりもろ文系の人もいます。その人たち用に初めの3回はゆるい導入程度でおさえた。

理由その2:とても魅力的な先生です。そして一般的にはそのややこしさから嫌われる科目「確率統計」です。3回分の授業時間で生徒を十分に自分に惹きつけておき、楽しくなった絶頂で難しい話を出し、生徒の数学アレルギーをやわらげた。

私は後者だと思います。少なくとも自分自身はこのパターンにはまりました。数学の中で確率統計が一番嫌いでしたが、この先生とならやっていけそうかな~という妄想まで抱き始めてしまいましたよ。

Thursday, September 10, 2009

教授はパフォーマー

昨晩は体内アルコール濃度の低下によりお勉強ができなくなったので、平日にも関わらず午前2時まで飲んでいました。今朝起床時はまだ酔払っていたかも。

INSEADの教授陣に関していままで何度か書いてきましたが、本当に質が高く個性豊かで驚きます。

Uncertainty, Data & Judgmentという科目(長たらしい名前ですが、確率統計です)の教授の授業は本当に面白い!1時間30分の授業中、パフォーマンスかショーを観ている気分です。歩幅広く歩き回り、強いギリシャなまりの英語でしゃべりまくり、大きな目で学生をにらみつけ。時には確率の問題を出して学生からお金を巻き取ります。賭けに応じている学生が実際現金を持ち合わせているか確認してから賭けを始めるから本気です。数学の授業なのに「細かい計算よりも自分の感覚を研ぎ澄ましなさい」というメッセージが強すぎて別の名前で呼びたいくらいユニークな授業です。そういえばあまり数学らしいことをしていないな...

学費は高いけど、授業が楽しいので納得しかかっています。

Wednesday, September 9, 2009

疲労困憊→アルコール治療

二日間も更新しないと死んだのだと思われるので一応更新します。が、忙しすぎて内容はありません。ちょっと疲労が出てきたので、今日は飲みに行くことに♡。え?矛盾しているって?

Monday, September 7, 2009

周囲の気遣い

子供たちの給食代を払いにcantine(学食)へ行きました。1食3.65ユーロ、100枚つづりを購入したところ、給食のおばさんが話しかけてきました:

おばさん:子供たちは給食のことをどう言っていますか?

私:聞いていないから分かりませんが、たぶん問題ないと思います。

おばさん:兄弟二人そろっていたときはよかったのですが(centre de loisirsでは二人同じクラスだった)、おにいちゃんが小学校、弟が幼稚園に行ってからはおにいちゃんが食べなくなってしまいました。弟は完食しますけど。

やはり日本人の兄弟はめずらしいのか、給食のおばさんが気にかけていてくれました。普段長男のほうが好き嫌いは少ないのですが、ややデリケートなところもあるので、新しい環境できっと食事が進まなかったのでしょう。おばさんに言われなければ親の私は知りませんでした。ちゃんと観察してくれて感謝感謝です。

同じ町にお住まいの日仏家族のフランス人ママが2人の女の子を幼稚園に入れています。その方はINSEADの職員さんで、日本にいる頃から私がメールでいろいろと質問をしていたお相手です。次男のクラスの先生にその方が「幼稚園でよく使う日本語単語」リストを作成してくださり、先生はそれを参考に次男とのコミュニケーションをとっているようです。3日目の今日、次男本人いわく「2回しか泣かなかった」そうです。

周囲がよく気遣ってくれるので安心して自分の勉学に励めます。

Sunday, September 6, 2009

公立学校だより

木曜日に初登校した子供たちの様子をお伝えします。予想よりもはるかに手ごたえがあり、二人ともあまり嫌がらずに翌朝登校していきました。

長男は、前述の男の子の存在のおかげで、ポケモンカードがはやっている上の学年の子供たちと顔見知りになったようです。長男が持っている日本からのポケモンカードはやはりフランスではレアもので、その子たちと交換してはコミュニケーションをとっているようです。ポケモンってすばらしい… 肝心の授業はどんな様子なのか分かりませんが、少なくとも彼なりに楽しくやっているようです。また、上の学年だけではなく、自分と同じクラスの「レオ」という男の子ともお友達になったらしく、それを自慢げに話してくれました。週末、「早く学校に行きたい」「何をしに?」「体育とポケモンカード」 「......」という会話を交わしました。動機は不純ながら登校してくれるだけ有難いと考えています。

次男は初日お迎え係だった私の母の顔を見て泣き崩れたようです(写真中央参照)。きっと張りつめた気持ちで一日がんばって耐えていたのでしょう。二日目は少し涙も減ったようです。

二人ともよく頑張りました。早く言葉が理解できるようになるとよいのですが。