Monday, March 22, 2010

バイリンガリズム

みなさんは子供なら一年も海外にいれば現地語がぺらぺらになると思っていることでしょう。実はそのポピュラーな考えは間違っているのではないかと最近考えています。

確かに生きていくための最低限のボキャブラリーは身に付くとは思います。現在長男次男共に日常的にフランス語で「やめて」「おもしろくないよ!(笑われたときに言い返す)」「終わった!」「やった!」などは発します。しかし一学年フランスで過ごしたからといってかんぺきなバイリンガルになることを期待できません。たとえ母国語のことを忘れさせるような現地語オンリーの生活をしたとしても、動詞の活用方法(正しい文法)や物の名前(単語力)は一年程度の滞在ではネイティブレベルにはなりません。現地の子供たちも間違った文法でしゃべっているほどですから、いきなりきた日本人の子供がすぐにマスターできるはずがありません。

ただし、発音はかんぺきで、羞恥心がまだあまりないですから(特に4歳児)友達の輪の中にいるときは他の子供たちとほとんど聞き分けがつかないというところが大人とまったく違うところでしょう。

バイリンガルになるのってとにかく大変なのです!

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