長男は日本でいう小学校一年生なので、学校の宿題が毎日出ます。ほんの15分程度ですが、私が自分の学校から帰宅してから一緒に寝る前に算数や国語をします。
フランスの小学校の先生方はご褒美代わりにbon pointを配ります。なんの変哲もない小さな紙切れにbon pointと書いてあり、10枚でune image(写真か絵)に取り換えることができます。子供たちは必死にこのimageを集めます。宿題をしたとき、何かよいことをしたときは1 bon pointもらえますが、悪い子だったりしたら取り上げられるそうです(ときにはいっぺんに2枚取り上げられるとか)。
長男は宿題をしていくとこのbon pointがもらえるので毎日まじめに宿題をしています。
先日30,40,50をそれぞれtrente, quarante, cinquanteと筆記体で書く宿題が出ました。普段は先生が赤ペンで例を(写真のtrenteのように)書いておいてくれるのですが、その日はなぜかquarante とcinquanteには例がなかったので、私が適当に例を書きました(写真の左端)。長男はなぜかqを書くのが難しかったらしく、その晩は何度も書き直しました。普段上手なのになんでできないのだろうか?とふと思いました。
私の筆記体はアメリカ製です。
返ってきた宿題は赤だらけ。どうやらフランス式筆記体のqはアメリカ製のものとは異なるらしく、それだから長男は書くのに苦労したのでしょう(母がいきなり違う書き方を紹介したものだから難しかった)。
そしてその日は宿題をやっていったのに赤が多いものだからbon pointがもらえなかったらしいです。すごく悔しかったようで、帰ってきてから泣きながらそれを訴えてきました。
先生の採点が厳しいような気もしますが、ここで文句を言いに行くとちょっと前にはやったモンスターペアレントと呼ばれそうなのでやめておきます。
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