Friday, August 28, 2009

高齢出産のおばあちゃん

INSEADではアメリカの一般的なMBAコースの学生よりも平均年齢が高いのですが、それでも29歳です。20代ですよ、20代。最近白髪が目立ち始めている子持ちとは、頭の柔軟性と時間的な余裕が違います。しかも少しでもビジネス関係のバックグランド(大学で勉強したとか、そういう仕事をしてきたとか)があろうものなら、私みたいな人間は勝てません。グループワークでは常に教わる側です。

最近「とし」を感じることが多いのですが、友人がよく高齢出産を恐れてなんとか35歳までに、40歳までに、45歳までに出産をしようしようと焦っています。個人的には20歳代でいったん出産を終えたのですが、私は妊婦の高齢化よりも妊婦の母の高齢化を心配したほうがよいと思います(以下かなり自己中心的論理)。

妊娠出産は母体にかなりの負担がかかるのでもちろん若いことに越したことはないです。肉体的な理想は、それこそ若ければ若いほどよいらしいですよ(20歳以下とか!)。ただ、やや高齢で産んだほうが経済的な負担が少ないという利点もあり、高齢出産だからといって必ずしも悲観することはないと考えています。

それよりも心配なのが、「困ったときの最後のとりで」である自分の母親の高齢化です(つまり赤ちゃんのおばあちゃん)。キャリアを続けながら子供を育てる場合、必ず親に子供の世話を頼むときが出てきます。赤ちゃんがインフルエンザにかかったときは、他人であるベビーシッターさんに頼むわけにはいきません。そういうときに活躍するのが身内である自分の母親です。ただしその母も人間。40歳で産んでくれた母親をもつ人が40歳で出産すると、おばあちゃんはもう80歳です。子供の世話なんてそう簡単に頼めません。

結論:自分よりも、自分の母親が若いうちに子供を産みましょう。そして助けてくれるお母さんに日々感謝しましょう!

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