Friday, August 7, 2009
在外選挙
先日の都議会議員選挙では初めて期日前投票をしてみました。また、たまたま票を入れたい人がいなければ投票率低下につながらないように白票を提出します(どこまで意味のある行動か分かりませんが、一応私のポリシーです)。
そして、小泉チルドレンが苦しい立場にある今回の総選挙、ぜひ8月下旬にみなさんと一緒に投票に行きたかったのですが、在外選挙の手続きが間に合いません。手続きをしてから選挙が実際にできるようになるまで2か月かかるそうです。解散をしてから選挙まで1か月強しかないのに、在外選挙の手続きが2か月かかるのはおかしいと思いませんか?せめて、解散直後に手続きをしてぎりぎり選挙に間に合うくらいのスピードがなければ、私のように海外移住したばかりの人々はタイミング的あぶれてしまいます。
ということで、今回は大事な一票を入れることができなくて非常に残念です。誰か私にその一票をください(これって違法行為?)。
Thursday, August 6, 2009
ディズニーランド・パリ
そして昨日初めてディズニーランド・パリに行ってきました。ステレオタイプ・一般論・極論かもしれませんが、同じディズニーランドでも、アナハイム(西海岸)、浦安、パリに局在しているだけでまったく雰囲気が違います。
当たり前ですが、言葉の違い。アナハイムのディズニーランドは英語とスペイン語が多く聞かれるのに対して、日本ではおもに日本語(中国や韓国の団体客も散見されます)、パリではヨーロッパの各言語(フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語などなど)が入り混じって聞こえてきました。きっと香港のディズニーランドでは広東語や北京語が飛び交っているのでしょう。
地面に貼りついている無数のガム跡、トイレのドア下の隙間(50cmくらいの隙間がある)、お客さんの髪の毛の色がバラエティの富んでいるなどの点では、アナハイムとパリは似ていました(すごいgeneralizationですが、単純な印象です)。しかしながらパリのディズニーランドはまだタバコのにおいがしました。2008年1月1日からレストランなど公共の場は完全に禁煙となったフランスですが、ディズニーランドなどの娯楽施設は喫煙ルームでのタバコは可らしい。昨日は喫煙ルームではなく、行列の中でタバコを吸っている人もいましたケド。
ほかのお客さんが後ろから押してくる傾向にあるということに関してはパリが3つのディズニーランドの中で一番激しかったです。パリのディズニーランドはヨーロッパ内外の国々の人々が集まっていて、とにかく文化的・国民性的には一番バラエティに富んでいるのでしょう。日本人は他人との距離(個人空間、パーソナルスペース)をかなり長く置く国民性です。行列を成していても必ず前の人に触れないように努力しますよね。案外このような性質のほうがめずらしいのかもしれません。昨日私は後ろの人に押されまくりましたが、相手は一言も「すみません」を言いませんでした。それを悪いと思わない国民性の人だったのでしょう。しかし長く日本にいるとあまり他人様と触れ合うことがないので(満員電車は特別)、個人的には一瞬「触んなよ~(怒)」となってしまいました。
ともあれディズニーランドはディズニーランド。犬の○○を踏む心配もなく園内を闊歩できるのは嬉しい限り。年間パスをこれからの一年でかなり有効に利用することになるでしょう。
Wednesday, August 5, 2009
インスピレーションでINSEAD
台湾系アメリカ人同級生のお姉さんがINSEAD卒業生で、INSEADの話はその方から初めて聞きました。が、そのときはまだ興味があまりなかったので普通に聞き流しただけでした。そして前述の分岐点に立ったときにBusiness WeekやFinancial Timesのビジネススクールランキングで発表されているいくつかの学校について調べていくと再びINSEADの名前が挙がってきました。
本当は出身国であるアメリカのビジネススクールを中心に探したかったのですが、学生ビザの関係で行けないかもしれないというウワサがあり、ヨーロッパの学校を視野に入れました(また今度ビザや永住権の話をします)。
INSEADについて周囲に聞き込みをしていくと「友達の友達」「知り合いのダンナ」「友人のお父さん」「知り合いの知り合い」・・・私の周りに卒業生が多いこと!そしてみんな素敵な方たちばかり。純粋な憧れ、フランスという土地柄、でも授業は英語(フランス語よりはるかに楽できる!)、グローバルな雰囲気、田舎町などなど全ての要素が相まって受験を決意しました。
インスピレーションに近い感覚でINSEADに決めた自分のこの決断が正しかったのかどうかは今からの1年間で判明することでしょう。
Tuesday, August 4, 2009
日米の仏的お役所仕事
私の場合、同行者に子供たち+アメリカ永住者の実母がいたため、申請の際に持参する書類集めはやや煩雑でした。事前にしっかりと調べてから行きたかったのですが、在日仏大使館は電話で質問は受け付けないとのこと。大使館のHPに書いてあるメールアドレスに3回メールを出したけど返信なし。バカバカしくてファクスはトライもしませんでした。
申請当日は母と一緒に大使館まで行きました。大使館では母の申請をアメリカでするように言われました(それも本当は事前に知りたかった事項の一つでした)。そして私たちの当日持参した書類にもやはり不備があり再度提出することに。再提出は郵送でよいとのことでこの点においてはほんの少しプラス評価。
後日、大使館の方から日本語で留守電にメッセージが入っており、ビザの発給には私が離婚している証明書および子供たちの親権が私にあるという証明書が必要とのこと。留守電を聞いたとき
「???????離婚してないけど?????」
と思い、すぐに折り返し大使館に電話をしてその事実を伝えようとしましたが、ビザ発給係には電話がつながっていないとのこと(ホンマかいな)。再度メールを2回書きましたが、返信なし。
最終的には(理由はよくわからないけど)ビザが無事送られてきて今ココにいるわけです。
母は在Los Angelesフランス総領事館を相手に闘いました。HPを参考に書類を集めていったらHP上に書かれていなかったような書類を請求されて泣く泣くサンディエゴへ戻って集めなおし。その後言われた通りに追加書類を集めて翌日数時間かけてLAまで行ったら、今度はHP上当日支給とされるはずのビザが10日ほどかかるとのこと。なぜHPに記載されている内容と異なるのかと問いただすと、今年の6月頃に規定が変更になったけどHPが更新されていないと。「そんな重要なことは電話予約の際に言ってくれ~」という母の叫びが西海岸から聞こえてきそうです。
その後電話で問い合わせようとしても、さんざん待った挙句に:
その1:「日本語ができる人がいますか?」 「いません(ガチャン)」
その2:「ビザ係お願いします」「つなげません(ガチャン)」
という対応だったそうです。母はあきれています。
渡仏予定日の前日朝9時前に領事館からビザが下りたという電話連絡があり、正午で閉まる窓口で受け取るために母は3度目のLA行きを余儀なくされた…(たぶん暴走族並みの荒運転で高速道路を飛ばして行ったのであろう)。
どうせ最終的に支給されるのだから、もう少しストレスの少ない方法でビザを支給してくれ~。
ちなみに、2年半ほどマルセイユに滞在した日本人ドクター夫婦の奥様(私の大学時代の知り合いです)から後ほどいただいたアドバイスがかなり有効だと思われます:在日仏大使館のビザ係への連絡はファクスがベスト。しかも、パソコンで打ち込んだ読みやすい文書が必須で、行間を十分に空けてその空きスペースに先方が手書きで返答できるようにしておく。ファクスは1度ではなく、2度ほど送ると返信がある。彼女はこの方法で大使館から返答があったとのことです。
なんでそこまでしなきゃいけないのかよくわからんけど、そういうことらしいです。
みなさん、ビザ取得頑張りましょう。
日本人な私
フランスに到着しました。
なぜ私の海外渡航は毎度毎度てんやわんやになるのでしょうか。アレいれた?コレいれた?ソレいれた?今回の出発当日もやはり荷物がリュックに入り切らず直前にEMSでダンボールを1箱送りました。
子供たちはやがて訪れるお父さんとのしばしのお別れを理解しているのか、電車車内、バス車内、新居内でも主人にべったりです。
今回の渡仏は片道航空券にこだわったせいで香港経由パリ行きの便となってしまいました。パリ直行便は12時間かかるところ、香港経由では5時間+13時間というとてつもない時間がかかります。普段から子連れで飛行機に乗ることを地獄よりも恐れている私にとって、パリまでの道のりは決して楽しいものではありません。
子供一人よりも二人を連れているほうがはるかにツライのですが、最近我が家では4人並んで座るのではなく、2人2組に分かれて座る試みもしています。理由は以下の通り:
- ♂x2人(5歳、3歳)が揃うと親の気苦労は10倍になります。二人で悪だくみをし、その相乗効果でエネルギーが倍増し得るので、特に飛行機のように周囲に気を遣わなければならない場合では極力離れていてもらったほうが助かります。
- 4歳か5歳くらいになると個人用のテレビモニターに集中してくれるのですが、我が家の3歳児はアニメにすら集中できません。立ち上がったり、前後の座席をのぞいたり、前方の座席を蹴って遊びます。前方のお客さんに迷惑をかけないように2人2組に分かれて3歳児の前方に身内が座るようにしています。
結局今回は香港からパリまでのフライトが夜中だったこともあり、子供たちはパパの太ももを枕に飛行時間の半分は寝てくれました。おかげで最近のフライトではめずらしく、大人も仮眠が取れました。夜のフライト、バンザイ!