Friday, July 9, 2010

総括

昨日卒業式+卒業パーティーに出席したにも関わらず今朝は午前8時にパリで面接がありました。行きはあまりの眠気に、階段下降中に一瞬意識消失したのでしょうか、階段で派手にこけて周囲に心配されてしまいました。

この一年は何にも代え難い経験となりました。卒業生が口ぐちにINSEAD was the best year of my lifeというのも実感が湧きます。私自身の中では昔から学びたい分野に少しだけ足を踏み入れることができたという満足感と、あらためて自分は日本とアメリカが同等に好きなのだという確信を味わえたのが大きな財産です。

また、普段は仕事のためにすべての子育てを人任せ(保育園サマサマ)にしていたところ、こちらに来てからは(忙しいとはいえしょせん学生ですから)それなりに子供たちの世話をすることができました。今までは二人一組で考えていましたが、それぞれに別の性格が備わっていることがよりよく理解できたと思います。

さて、今後私はどのような仕事に就くのでしょうか。分かっている方がいたら是非教えていただきたい(笑)。就職活動をしていてもMD+MBAにかかる企業側の期待があまりに大きいので圧倒されているのが現状です。

なにはともあれ、7月から1年間程度は日本にいます。帰国したら角の魚屋さんで買ったおいしいウニをつつきながら大好きな日本酒をちびちび飲むのを(一番?)楽しみにしています。

そしてみなさんにお会いできるのを心底楽しみにしています。今後もブログを続けたいところですが、ひとまずは日本でおとなしい生活に入るためネタがないのを理由にお休みします。メールはinsead.eduのものが来年の1月まで使用できますので、誰か飲み会に誘ってください。

また次のアドベンチャーに出掛けるときは同じように日記(ブログ)を書きたいと思います。

今までご愛読有難うございました。

Thursday, July 8, 2010

卒業式

今日は卒業式でした。シンガポールキャンパスはこの時期がぐんと人数が減るので100人足らずの生徒を送りだしたそうですが、フォンテンブローキャンパスはなんと400人くらいいたようです。その一人一人が壇上に上がって卒業証書を受け取るのですからなにせ時間がかかります。

しかし壇上に上がって自ら卒業証書を受け取ったときの気持ちは一生忘れません。大人になってから自分の意志で受けようと決めてきた学校ですから大学卒業のときとは思い入れが違います。

帰国したら300万円のローンも待ってます♡。このブログもそろそろ終了時期となります(あと数日続けたい)。

Tuesday, July 6, 2010

暑いフランスの夏

地球温暖化が進む中、フランスの家々はクーラーがありません!数年前に猛暑のために多くの高齢者が亡くなったインシデントがあった辺りからレストランや公共施設はクーラーを設置するようになったらしいのですが、一般の家はまだまだクーラーがありません。

理由1:基本的に家は石造りなので、外気をシャットアウトする機能に優れている。というわけで、暑い日でも外よりも家の中のほうがややひんやりする。

理由2:ただ単に遅れている。以前にもフランスは実は発展途上国なのでは?という問いかけをしましたが、やはりクーラーのような文明の利器をすばやく取り入れるのは難しいのでしょうか。

最高気温が30度を超える天気の中、もともと午後4時台前後が一日の中で一番暑いフランスです。子供たちを寝付かせる午後7時半頃はまだまだクールダウン前の状態です。窓を開けて寝ると、「網戸」という文明の利器が上陸する前のフランスですから、今度は虫がわんさか入ってきます。わたしは毎日キンチョール(日本より持参)を片手にパソコンに向かって仕事をしています。翌日明るい光のもとで机を観察すると前日にキンチョールで死んだ虫がとにかくたくさん転がっています。

フランスで網戸を売り出すとよい商売になるかな?

Monday, July 5, 2010

おかしい値段設定

今回のIle d'Oléron格安旅行では2つ星ホテルに宿泊しています。2つ星とは言え、いまのところは結構満足いく内容です。そこで驚くべきなのが値段設定です。

大人は一人一泊€57で朝食・夕食込のお値段です。2歳から6歳の幼児は大人の6割引きで、一人一泊€22.8になります。ここまではよくある話です。日本の旅館や民宿なら子供たちは割引値段を請求される代わりに布団を親とシェアしたり、食事が少なめだったり(あるいは親とシェア)します。

初日の夕食の席で「子供たちも同じものをお持ちしますか」と言われたので適当に「ハイ」と答えたら、本当に2歳児、4歳児、6歳児に大人と同じ量の前菜が出たので驚きました。このままメインやデザートを持ってこられたら食べ物がもったいないと思って急いで子供たちの分は不要と伝えました。内容は同じでよいのですが、大人と同量とは恐るべしフランスの子供たちの食欲!

同じ食事内容・同じ部屋(子供一人につきちゃんとベッドスペースがある)を提供するのであれば、ホテル側はなぜ子供を割引にするのだろうか。

よく分からない料金設定です。しかもお料理はかなり美味しいです。

Sunday, July 4, 2010

フランス人的バカンス

7月3日、フランス全土でいわゆるGrandes vacancesが始まりました。この日からフランスの子供たちは一斉に夏休みに入ります。みんなが好きな南仏方面に行く高速道路がひどく渋滞することや商店が数週間休むこともめずらしくありません。

そして我々も7月3日午前8時半出発で、長男が学外授業に訪れたIle d'Oléronにやって参りました。我が家から約530㎞の距離を私一人で運転したわけですが、前日家が暑かったためほとんど眠れなかった私は最後のほうゾンビのように運転していたので同乗者はさぞかし怖かったことでしょう。

ネットで予約した宿はシンプルそのもの。8畳くらいの部屋にシングル・ダブルのベッドが1つずつ設置されてあり、他には机、トイレ・シャワーがついています。長さ15メートルくらいのプールとレストランが徒歩15秒くらいのところにあります。子供たちが遊ぶ用に滑り台とブランコのセットもあるので、我が家から持参した自転車とボールもあれば子供たちはこれで大満足します。今回は朝夕食つきのプランを選びました。

Ile d'Oléronでは灯台見学、野鳥の沼、海、動物園、ボート、乗馬などなど遊べるところはたくさんあり、フランスの方々は少なくとも1週間くらいはゆっくりと滞在するようです。

今日は野鳥の沼を見学してきました。そこにはニワトリ、鴨、クジャク、白鳥、七面鳥、キツツキなどなどが柵なしで一緒に放し飼いにされています。白鳥の隣をニワトリが堂々と歩いている状態です。放し飼いにされている鳥の他にはヒツジ、イノシシ、コウモリ、フクロウ、カメなどもいました。かなり広い敷地を散歩しながらいくわけですが、激しくケンカする白鳥、メスに求愛するクジャク(羽を広げていてきれい)、近づく人間に対して体を引っ込めるカメなどがいてまったく飽きませんでした。子供たちも動物に対して興味しんしんで、大人が発見しないような植物や鳥の巣のことを教えてくれました。明日はポニー乗馬と海です。

Thursday, July 1, 2010

アクセス件数10,000超

なんとさきほどアクセス件数が10,000を超えました!

アクセス件数をカウントし始めたのはブログを開始してから数週間経過してからだったので、実はもうすでに10,000は超えていたはずですが、実際数字になってあらわれたのは今日でした!

ブログを終了する直前にこのようなご報告ができたことを大変嬉しく思います。

あと数日間お付き合いくださいね。

Tuesday, June 29, 2010

Mykonos

同級生たちは木曜日から大規模卒業旅行にでかけます。目的地はギリシャ・ミコノス島です。いいなぁ。なんと300人参加とか?!

子連れフレンドリーではないこの卒業旅行。子供を連れて勇敢に挑もうとしたら主催者から「やめておいたほうがよい」というアドバイスをされてしぶしぶ諦めました。

その代りは私たちは7月3日から7日まで長男が学外授業で訪れたIle d'Oléronに行く予定です。